いよいよ明日から村上大祭が始まります!
村上大祭といえば見ごたえがあるのはやはり「おしゃぎり」と呼ばれる19台の山車の巡行。5m以上もあるおしゃぎりが町中をお囃子と共に進む様は壮観です。
宵祭りの明日6日は、各おしゃぎりは自分の町内を中心に動きます。
イヨボヤ会館のある塩町のおしゃぎりは当館前の広場で休憩する予定ですので、お時間の合った来館者の皆様には是非見ていただきたいですね。
さて村上大祭といえば、イヨボヤ会館的・鮭文化的な観点からすると、「鮭の酒びたし」が一年で最も食べられる日!であります。
「鮭の酒びたし」とは、村上を代表する鮭加工品「塩引き鮭」を半年干し上げ、薄く一口大にスライスした伝統的な酒の肴です。
食べる際にお酒を振り掛けふやかすことから、「酒びたし」の名が付きました。
鮭の旨味が極限まで凝縮された究極の珍味であり、村上人の宴の席では絶対に欠かせない逸品といわれています。
年の瀬に丹精込めて作った塩引き鮭を半年干すと、ちょうど村上大祭の前に、酒びたしとして一番美味しい頃合いを迎えます。
村上大祭の日、町屋の家々では親戚一同が集まりハレの日の宴を開く伝統があります。
その席で、出来上がったばかりの酒びたしをみんなで食べて地酒を呑むのが、村上人の古くからの習わしなのです。
祭囃子の音色を聴きながら噛み締める酒びたしの味は、他では絶対に味わえない格別の美味しさです。
村上大祭の見物のため市外からいらっしゃるお客様には、是非この機会に酒びたしを食べていただいて、村上大祭を食文化の面からも楽しんでいただけたらと思います(^O^)/
